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2014.04.01

AYANO (Cyntia)「KRONOS & KingKORG」インタビュー

その頃ぐらいからメタル以外の音楽も聴くようになっていたんですよね?

チャートの上位から全部聴いてみたりとか、大学の時は世界チャートとか国別のチャートを調べるのにハマりまして、とにかく聴いてみて、気に入ったらCDを買うっていう感じで、色んな音楽を聴いていました。

じゃ、メタル以外の音楽で好きなものも…。

ありますね。エレクトロニカとか、イモージェン・ヒープ(*6)とか独特の世界観を構築しているスタイルも好きです。何でも知りたがりなんでしょうね、きっと(笑)。

(*6)イモージェン・ヒープ:Imogen Heap。イギリスのシンガーソングライター、コンポーザー。イギリスのエレクトロニック・デュオ「Frou Frou」での活動で知られ、並行して自身のソロ・アルバムを発表。ソロ3作目のアルバム『Ellipse』(2009年発表)で2010年グラミー賞最優秀アルバム技術賞(非クラシック)(Best Engineered Album (Non-Classical))を受賞。

そしてCyntiaが始まるわけですが、結成はいつ頃だったんですか?

2011年の秋です。ちょうどその頃に「やってみない?」っていうことで、私自身もメタル好きですから「ぜひ!」ということで…。

こうしてメタル・キーボーディストとしてのキャリアが始まったわけですが、最初はどうでしたか?

最初は試行錯誤の激流に呑まれていましたね(笑)。バンドによって担当楽器のやるべき音の選び方がこんなにも違うのか、ってことを痛烈に思い知りました。特にCyntiaは骨太のサウンドですし、ギターのYUIさんやベースのAZUちゃんはゴリゴリの音ですから、これに対抗できる、しかもギタリストは1人しかいない中でCDとライブの音を考えると、私がどういうフレーズをどういう音色で弾くのがベストなのかを見つけていくのがホントに大変でした。

ファースト・アルバム『Endless World』をリリースされ、その後ライブが続きました。

3ヶ月連続ワンマンをやらせていただきました。最初はビックリしましたね。自分のバンドでキーボーディストとしてワンマンライブをしたのは、この時が初めてでしたので、まさかこんなたくさんの方々に楽しんでもらえると思うと、毎回が感動の連続でした。

初のワンマンでステージに立った瞬間はどんな気持ちでした?

楽しかったですね。ホントに楽しかったです。私一人だけ異様な笑顔だったって後で言われたんですけど(笑)、「どうしてバラードでも笑顔だったの?」(笑)って言われたぐらい本当に嬉しくて、感謝の気持ちが出ていました(笑)。

特に緊張したとかそういうこともなく?

緊張は袖に立ってた時がピークでした。

じゃ、ステージに出た瞬間から…。

笑顔満面で「センキューベリーマッチー!」みたいな感じで(笑)、一気に吹っ飛びました。

じゃ、初ライブからバッチリ!って感じだったんですね。

いや、課題はホントに山積みですけど、ステージの楽しさを知るっていう点ではすごく良いスタートだったと思います。感謝しています。

Cyntiaは、ライブだとCDよりもよりラウドでゴリゴリな感じですよね?

そうですね。ポップな要素よりもリフとか煽りが目立つ感じです。

さて、待望のセカンド・アルバム、こちらはもうほぼ完成ですか?

完成しています。マスタリングも終えまして、やっと全貌がメンバーにも明かされまして…。

それはどういうことですか?

パッケージとしての完成形ですね。「このブックレットが付くよ」とかそういう部分です(*7)。

(*7)Cyntiaセカンド・アルバム『Lady Made』:CDのみの通常版の他に、MV+ライブ映像を収録したDVDがプラスされた「初回限定版A」と、ライブ写真やオフショットを収録したフォトブックをパッケージした「初回限定版B」の3バージョン構成でリリース。

なるほど。3月20日発売ですよね。

はい、早くみなさんにお聴かせできたらと、楽しみにしています。

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