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2016.07.15

Rei「WAVEDRUM mini & STAGEMAN 80」インタビュー Powered by CINRA.NET

| 長岡亮介と共に、初CDを作り上げた部屋
 
ここは、Reiさんが『BLU』のレコーディングで使用したスタジオ。共同プロデューサーの長岡亮介さんと、様々な楽器を持ち替えながら、二人きりで演奏したことが思い出に残っているそうです。 この日は、Reiさんの使用機材の中から一部を厳選して、このスタジオに持ち込んでもらいました。

 

スタジオ風景



| お気に入りの機材:KORG WAVEDRUM mini

 

KORG「WAVEDRUM mini」



世界中のパーカッションやドラムサウンド、ユニークなシンセサウンドやオリジナル音色などを網羅したシンセサイザー、WAVEDRUMのコンパクトバージョンが本機。基本的なサウンドコンセプトは継承しつつ、スピーカー内蔵、電池駆動にも対応し、よりポータブル性に富んだ仕様となっています。本機に貼られているステッカーのイラストは、『BLU』のジャケットイラストであり、Reiさんが自身で描いたもの。

Rei :3年くらい前に、KORGのサイトを見ていたら本機の試奏動画がアップされてて。それを見て欲しくなって購入しました。宅録っぽい音作りが好きなので、レコーディングでもリズム楽器として使用しています。例えば、“JUMP”の基本的なリズムパターンはこれで作りましたね。内蔵クリップを使えば机をドラム代わりにできたり、ルーパー機能が付いていたり、ガジェットとしても楽しめるところが気に入っています。

 



| お気に入りの機材:KORG「STAGEMAN 80」

 

KORG「STAGEMAN 80」



例えばソロで弾き語りのライブをやるときに、リズムが欲しい。リズムマシンではなく、もっと生っぽいリズムの上で演奏したい。そんな、ソロアーティストのニーズに応えるべく開発されたのがリズムマシン入りの多機能ポータブルPAアンプ「STAGEMAN 80」です。自分のオリジナル曲の構成に合わせてリズムを組み立てたり、演奏中にリアルタイムでコントロールしたり、まさに至れり尽くせりのアンプです。

Rei :今回初めて使わせていただきましたが、これはとても便利ですね。私は一人でライブをやることが多くて、「こういうときにリズムがあったらどんなに便利だろう」って思っていました。先日出演した『SXSW』(アメリカ・テキサス州にて開催されたイベント)では野外のスペースで弾かせてもらったり、海外に行くとストリートライブもやったりするのですが、そんなときにこれがあったらいいですよね。機材が重たいと持ち運びが大変なので、チューナーがビルトインなのも嬉しいです。

 
 

それにしても、本当に名言だらけのインタビューでした。子どものころに言葉でのコミュニケーションに対してコンプレックスを持っていたからこそ、自分の言葉を人一倍大切にしているのかもしれません。「私の見ているオレンジは、あなたの見ているオレンジと、同じ色ではないかも知れないのは大前提」と話してくれたReiさん。それでも、否、だからこそ彼女は、目の前にいる誰かとより深く通じ合うために、シンプルなフォーマットである「ブルーズ」を用いて音楽を奏で続けているのでしょう。

上記以外のお気に入り機材についてはCINRA.NETでお読み頂くことができます。