2023.03.29
村原康介 「NAUTILUS」 ライブステージ・インタビュー

様々なアーティストのサポート活動を行なっているロック・キーボーディスト、村原康介氏。
2022年11月29日すかんち結成40周年を記念するライブツアー「SCANCH’N 40th FANTASY TOUR」
公演初日の川崎CLUB CITTA’でNAUTILUS 73を使用していただいているとのことで村原氏のもとへ取材に伺いました。
──NAUTILUSを実際に触った印象は?
村原:バンドの中での音抜けが抜群に良いですね。ノブやスライダーなどのコントローラー類が(KRONOS等に比べ)少なくて不安だったけれど、必要とされるものは表にあってさらにタッチビュー画面なのでアクセスのしやすさを感じました。
──印象に残ったプログラム/コンビネーションなどありますか?
村原:CX-3
(トーンホイール・オルガン音源)のプログラム"Smoke In Japan"、オルガンが好きなので色々みてた中で見つけました。
エディットの中身を見て「お〜なるほど」と(笑)。
──お気に入りの機能などありますか?
村原:セットリストはすごく便利。そしてスムーストランジション、音色を切り替えても音切れしないのはすごく良いですね。それからプログラムやコンビネーションにアサインできるエフェクトの数がDAWと同じようにたくさん使うことが出来るのでシンセ弾く若い人にも馴染みやすいのではないでしょうか?
後はなんと言ってもダイナミクスノブは良いですね、ベロシティが出過ぎる場合などに有効です。もちろん事前にエディットすれば良いのですが、ライブ中でも瞬時にアタッキーな感じにしたい時とかこのノブを回すだけで良いので便利です。
(NAUTILUS 73はナチュラル・タッチ・セミ・ウェイテッド鍵盤)
──今回のライブで使用するプリセット音色などありますか?
村原:ライブ前日の夜にセットリスト仕込んだんですけれども(笑)。STR-1 (Plucked Strings系フィジカル・モデリング音源)で作成されたクラビの音にアンプシミュレーターとワウをしかけて使っています、もともと抜けが良い印象でした。音抜けの良さで言うとベル系も良いですね、スペーシーな雰囲気もあり好きです。王道のストリングス・アンサンブル音色も今回はたくさん使いますね。
村原:色々とサポートキーボーディストとしての活動を行なっていますが、それぞれのバンドの中で記憶に残る音と演奏をしていければと思います。
──ありがとうございました。
村原康介 (Kohsuke Murahara)
父親の影響により3歳から始めたヴァイオリンを経て16歳でピアノに転向。2010年に ROLLY と出会い、2011年より東京でのキャリアをスタートさせる。故・小川文明氏に師事し、オルガンやシンセ等を学ぶ。
文明氏譲りのオルガンプレイにも定評があり、数多くのサポート・キーボーディストとしての活動を行うロック・キーボーディスト。
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