2016.11.18
ROTH BART BARON「minilogue」インタビュー Powered by CINRA.NET
| 三船の好きなもので埋め尽くされた実験と探求の砦
ギターやベースはもちろん、バンジョーやハルモニウム、リゾネーターギターなど世界中の珍しい楽器やビンテージ機材に囲まれた、三船さんの自宅兼プライベートスタジオ。ここでROTH BART BARONの楽曲は日々生み出されています。
曲作りのプロセスはさまざまで、サンプリングノイズをディレイでループさせつつ、そこにアコギを重ねながら思いつくメロディーを口ずさんだり、アナログシンセの音色にインスパイアされてリフが生まれたり。そうしたアイデアの断片をDAWソフトに取り込み、アレンジを構築していきます。Apple「Logic Pro」やAbleton「Live」、AVID「Pro Tools」など複数のDAWソフトを所有しており、そのときの気分によって使い分けているのだとか。
曲作りのプロセスはさまざまで、サンプリングノイズをディレイでループさせつつ、そこにアコギを重ねながら思いつくメロディーを口ずさんだり、アナログシンセの音色にインスパイアされてリフが生まれたり。そうしたアイデアの断片をDAWソフトに取り込み、アレンジを構築していきます。Apple「Logic Pro」やAbleton「Live」、AVID「Pro Tools」など複数のDAWソフトを所有しており、そのときの気分によって使い分けているのだとか。
| お気に入りの機材:KORG「minilogue」
KORG「minilogue」 (商品詳細)
スタイリッシュで革新的な、37鍵のポリフォニック・アナログシンセサイザー。スマートなアルミボディーには、ステップシーケンサーやオシロスコープなど、さまざまな機能を搭載。プログラムを選択するだけで簡単に、強力なプリセットサウンドにアクセスできるのも特長の一つです。
三船 :これ、何よりハプニングが起きるところが気に入っています。音作りをしていて、ツマミをいじっているとハウリングが起きたり、予想もしなかった音色が飛び出すんですよ。アナログシンセとデジタル楽器、それぞれの良いところを融合していて、そのハイブリッド感が面白いですね。
音色も、Moogとかに比べるとオシャレで現代っぽいサウンド。古いアナログシンセと混ぜて使うと、華やかになったりモダンになったりして楽しいです。それに、こんな未来的なデザインなのに、ちゃんと木目を使っているのも嬉しい。シンセの名機は基本的に木目をあしらっていますからね(笑)。
| お気に入りの機材:VOX「VSS-1」
VOX「VSS-1」 (商品詳細)
エレクトリック、アコースティックギターのみならず、シンセサイザー、その他の弦楽器など、幅広いレンジのサウンドをモデリング。新開発の「AREOS-Dシステム」を採用し、指先のニュアンスひとつでサウンドをコントロールできる最新ギターです。
三船 :この楽器は今回の「KORG SESSION」がきっかけで紹介してもらったんですが、例えば曲作りの、最初のスケッチ段階で使うと便利そうですね。「この曲はリッケンバッカーがいいかな、それともギブソンかな?」と思ったときに、ギターを持ち替えなくてもこれさえあればツマミ一つでパパッと音を切り替えて聴き比べられる。
これをもしライブで弾くなら、僕なら普通の使い方はしないでしょうね(笑)。例えばエフェクターをガンガン繋いでとんでもなくエグい音を出したり、プリセットでもギターシンセとか面白い音が入っているので、それにハーモナイザーとファズをかまして、トーンを絞り気味で音を出してみたり。シンセリードのようなサウンドが出せるので、レコーディングでもライブでも重宝しそう。
今年の12月20日には、恵比寿LIQUIDROOMにて自主企画のイベント、『BEAR NIGHT』を開催予定だというROTH BART BARON。フルバンド編成では初のワンマン公演となるため、現在はそれに向けて調整中とのこと。また、来るニューアルバムに向けても着々と準備中。彼らの快進撃は、まだまだ続きそうです。
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