2018.07.11
CRCK/LCKS「Grandstage & microKORG XL+」インタビュー Powered by CINRA.NET
こちらは、東京・井の頭線の「永福町駅」近くにあるPOWER HOUSE STUDIO。2ndミニアルバム『Lighter』のレコーディングで、エンジニアのモリタセイジさんに勧められて使い始めました。ビンテージキーボード好きの小西さんとしては、Sequential Circuits「Prophet5」や、よく調整されたFender「Rhodes」が置いてあるのが気に入っているとのこと。また、小田さんにとっては、居心地のいいロビーがあって、長時間の作業でも気分転換ができるところもポイントだそうです。
小田 :スタジオってやっぱり空間が大事。録れる音の印象が一番なのはもちろんですが、そのスタジオでどういうふうに1日を過ごすかは、作品にも少なからず影響を与えると思うんですよね。ここの落ち着いた雰囲気や、スタジオは地下にあるけど1階に開けたロビーがあるのが、とても気に入っています。
小田朋美のピアノレコーディングブース
| お気に入りの機材:KORG「Grandstage」
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ステージピアノの新たなマスターピースとして開発されたGrandstageは、KORGが誇る最高峰のピアノ音源と、厳選されたキーボードサウンドを搭載。電子楽器の持つ美しさと個性を併せ持つルックスや、プレイヤーの感性と表現を引き出すよう緻密に計算し尽くしたパネルレイアウトが特徴です。
小田 :KORGの鍵盤は、今までもエレピやクラヴィネット、オルガンの音が好きで使っていたのですが、Grandstageはピアノの音が本当に素晴らしい。レコーディングだけでなく、ライブでも使わせてもらっています。
ポイントは抜けのいいサウンド。バンドアンサンブルのなかでピアノの音をグッと前に出すのが、生ピアノだと難しいときがあるので、そんなときは非常に重宝していますね。もちろん、単体でしっとり聴かせたいピアノサウンドも入っています。打鍵の感触もすごくいい感じで、MIDIデータの打ち込みでも微妙なニュアンスが出せるんですよ。とても満足していますね。
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| お気に入りの機材:KORG「microKORG XL+」
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ブラックパネルのビンテージデザインがクールな、KORGの人気シンセサイザー。アナログモデリング技術の結晶、MMTを搭載した太くて暖かいサウンドが、多くのミュージシャンを虜にしてきました。
小西 :僕にとって、なくてはならないシンセですね。ベーシックな音色もすごくいいし、それをエディットするのもサクサクできてとても快適。操作性がシンプルなので、そのときに「ほしい」と思った音をパッと再現できるから、ステージの上でもとても重宝しています。
最近、CRCK/LCKSはレコーディングで使うシンセの量がどんどん増えているんですけど、さすがにライブでは、それらをすべて持ち込むわけにはいかないじゃないですか。そんなときに、これ1台あれば便利。CRCK/LCKS以外のライブ現場でも使っていますね。
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| お気に入りの機材:KORG「KAOSS PAD 2」
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タッチパッドで自由自在にエフェクトをコントロールする機能が、以降のエフェクターに多大なる影響を与えたKORGの人気エフェクター。小西さんは、これをmicroKORG XLに繋げて使っているようです。
小西 :とにかく音がいい! KAOSS PADは1と2が好きで、特に2は最高。ぶっとい音が出るんですよ。エフェクトのかかり具合も強烈で、使い勝手も含めてお気に入りです。あと、この無骨な感じがたまらない。
バンクの多さ、呼びだしやすさなど、3以降も優秀です。エフェクトは、グリッチなどエグい飛び道具的な使い方だけじゃなくて、空間系エフェクターとして使うことも多いですね。
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来たる新作では、ボーカル&メロディーを全面的にフィーチャーしたいと語ってくれた2人。もちろん、CRCK/LCKSのことだから一筋縄ではいかない、唯一無二のポップミュージックを奏でてくれることは間違いないでしょう。ポップでキャッチー、それでいてどこまでもストレンジな楽曲を作り続けるCRCK/LCKSに、今後も大きな期待をしています。
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