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2014.10.10

東海大学付属高輪台高校吹奏楽部「TMR-50」インタビュー

みんなで使って活用法を新発見!

TMR-50の活用法リポート、お次は東海大学付属高輪台高校吹奏楽部パートリーダーの座談会。ふだんの練習にどのように機器を取り入れているのか、部員たちから生の声を聞いてみよう。まずは、録音機能の活用法から座談会スタート!

制作:音楽之友社編集部広告課 構成・文:芹澤一美 写真:弘田充


こちらの記事は2014年11月発売のBand Journal 2014年12月号に掲載されたものです。

パート練習ではロングトーンなどの基礎練習で音程チェックなどにフル活用。「目で見て音程の確認ができるので、自分で課題に気づくことができます」(トランペット:桑岡城さん)

Tp. 桑岡:自分の演奏を細かくチェックできるので、基礎練習でも録音して聴いています。演奏中は吹くことに集中してしまうため、録音して聴き返す練習は大事です。

Sax. 瀧口:客観的に聴くと改善点もわかって次の練習につなげられると思います。

Hr. 島岡:私も個人練習で必ず1回は録音して、音程や音色などを確認しています。20分間録音できるのでアンサンブル練習などにも使えます。

FL. 長岡:再生時にメトロノームを鳴らせるので、課題のテンポが確認できてすごく役立ってます(「そうそう」と賛同の声!)。

Sax. 瀧口:セクション練習のとき、TMR-50をアンプにつないでみんなで録音を聴いて、プロの演奏と聴き比べて細かい部分を話し合いました。音質も良かったです。

Cl. 瀧澤:合奏のとき譜面台に置いて録音すると自分の音が入るので、練習でやっていることが合奏でちゃんとできているかどうか確認しています。

入力音に近い基準音をスピーカーで出力しながら誤差をメーターで示す「サウンド・バック機能」で音程確認。「低音楽器の音域もカバーしてくれるので助かってます」(バリトンサクソフォーン:宮田七星さん)

Eup. 関口:サウンド・バック機能もすごく便利!(ほぼ全員がうなづく)。パート練習で音程を合わせるときに使うこともあります。

B. Sax. 宮田:サウンド・バック機能でカバーする音域が広いので、バリトンサクソフォーンも使えて助かっています。

Tub. 相田:同じ意見です!!(テューバ)

Per. 蛭田:多くの機能がこれ1個にコンパクトに収まっているのがいいなと思います。テンポは基本的に自分たちで作れと言われているので、そこを意識して練習しています。

Cl. 瀧澤:合奏でテンポがいつもと違うなと感じたら、本番もそのテンポでいくかもしれないので、タップ・テンポ機能で確認しておきます(うなづく人多し!)。

Tb. 島本:トロンボーンは裏打ちのリズムが多いので、メトロノーム機能に内蔵されているリズム・バリエーションを使ってスピード感を出す練習をします。

Tub. 相田:楽器に傷がつかないマイクも気に入ってます!

モニターレポートに協力してくれたパートリーダーのみなさん(敬称略)。(前列より左から)トロンボーン:島本晴美、テューバ:相田春子、サクソフォーン:瀧口睦美、ホルン:島岡茉奈、ユーフォニアム:関口瑠梨賀、パーカッション:蛭田佳和子、クラリネット:瀧澤紗樹、トランペット:桑岡城、バリトンサクソフォーン:宮田七星、フルート:長岡奈々

東海大学付属高輪台高等学校・中等部
教諭・吹奏楽部音楽監督 畠田貴生先生

「練習機器は自転車の補助輪のようなもの。気づいたら使わずにすんでいたというのが理想だと思います。うまく活用して自信をつけ、上達への早道につなげましょう」


(東海大学付属高輪台高校吹奏楽部のみなさん、ありがとうございました!)

わが部の活用術!
自分の音を見て確認!常に課題を見つけよう!