SQ-1
STEP SEQUENCER
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FAQ
A. 下記の手順で使用することができます。
1) 右図のようにSQ-1とMS-20Mを接続します。
MS-20Mに付属しているφ3.5パッチケーブルとφ6.3パッチケーブルを使用します。
・SQ-1のCV-A OUT端子 → MS-20MのJUNCTION端子 → VCO 1+2 CV IN(V/Oct)端子
・SQ-1のCV-A GATE端子 → MS-20MのJUNCTION端子 → TRIG IN +5V~+15V端子
* MS-20MのTRIG IN端子には2種類ありますが、ここではSQ-1の工場出荷設定の場合としてTRIG IN +5V~+15V端子へ接続します。
2) SQ-1のCV A RANGE設定を5Vに設定します。
SQ-1のCV A RANGE設定は、工場出荷設定では1Vに設定されています。MS-20Mの多彩な音作りをより楽しむために、5Vに設定し直してみましょう。SQ-1のツマミで可変できる音程の範囲が広がります。
・SQ-1のFUNCTIONボタンを押しながら、チャンネルAのCV A RANGE設定の5Vボタンを押し、ボタンを点灯させます。
3) SQ-1のSTART/STOPボタンを押して、MS-20Mの演奏を開始しましょう。
A. 下記の手順で使用することができます。
1) 右図のようにSQ-1とMS-20 miniを接続します。
MS-20 miniに付属しているφ3.5パッチケーブルや、別売りオプションのMS-CABLE-18などを使用しましょう。
・SQ-1のCV-A OUT端子 → MS-20 miniのVCO 1+2 CV IN端子
・SQ-1のGATE-A OUT端子 → MS-20 miniのTRIG IN端子
2) SQ-1のCV A RANGE設定を8V (Hz/V)に設定します。
MS-20 miniのCV INはHz/V規格を採用しています。SQ-1のCV OUTは工場出荷設定ではV/Oct規格(1V)に設定されていますので、設定を変更しましょう。
・SQ-1のFUNCTIONボタンを押しながら、チャンネルAのCV A RANGE設定の8V (Hz/V)ボタンを押し、ボタンを点灯させます。
3) SQ-1のGATE OUTの極性をー(負論理)に設定します。
MS-20 miniのTRIG INの極性はー(負論理)になっています。SQ-1のGATE OUTの極性は工場出荷設定では+(正論理)に設定されていますので、設定を変更しましょう。
・SQ-1のSTART/STOPボタンを押しながら電源を入れます(グローバル・パラメーター設定モードで立ち上がる)。
・SQ-1のMODE/CLEARボタンを押して、ボタンを消灯させます(消灯時はー、点灯時は+。押す度に消灯/点灯が切り替わる)。
・SQ-1の電源ボタンを押して、設定を保存します(※)。
4) SQ-1のSTART/STOPボタンを押して、MS-20 miniの演奏を開始しましょう。
※ このグローバル・パラメーター設定モードでは、SEQUENCER MODEセレクターでシーケンサーのステップ分解能を設定することができます。上記GATE OUTの極性を保存する際、セレクターの位置によってステップ分解能の設定も同時に保存されますので、分解能を変更したくない場合は、セレクターをCV/DUTY | RANDOMまたはRANDOMの位置にしておくことで、GATE OUTの極性の設定のみを保存することができます。
A. SQ-1のlittleBits OUT端子とlittleBits Synth Kitの接続には、littleBits Protoモジュールとミニ・モノラル・ケーブル(※)が必要になります。
1) ミニ・モノラル・ケーブルの、線材の被覆を剥きます。
2) 右図や写真のように、ケーブルの芯線とシールドを、Protoモジュールのターミナルにネジ止めします。
3) Protoモジュールの3つのジャンパーの内、真ん中のジャンパーを外します。
4) littleBitsの回路を組み(右図は一例です)、Protoモジュールのミニ・モノラル・ケーブルとSQ-1のlittleBits OUT端子を接続します。
5) SQ-1のSTART/STOPボタンを押して、littleBits Synth Kitの演奏を開始しましょう。
※ ミニ・ステレオ・ケーブルも使用可能ですが、その場合はリングをProtoモジュールに接続しないようにして下さい。
A. MS-20 / MS-20 miniのTRIG INの極性と、SQ-1のGATE OUTの極性が一致していないと、ゲート出力のオン/オフ動作が逆になってしまい、音が止まらなくなります。上記「Q. MS-20 miniと接続して使用する方法を教えて下さい。」の 3) を参考に、SQ-1のGATE OUTの極性を変更して下さい。
A. 接続するアナログ・シンセサイザーの機種によって異なります。MS-20 / MS-20 miniはー(負論理)極性に対応しています。MS-20Mはー(負論理)のTRIG IN端子と、+(正論理)のTRIG IN +5V〜+15V端子の両方を備えています。littleBitsは専用のlittleBits OUT端子を備えているので、極性の設定に関わらず正しく動作します。
A. アナログ・シンセサイザーのCVには大きく分けて2種類の規格があります。
・Hz/V:周波数と電圧を対応させる方式で、音程が1オクターブ上がると電圧も倍になります。
・V/Oct:1オクターブを1ボルトとして音程を割り振る方式です。
これらはCV電圧に対する音程の幅も変化もまったく違うので、シンセサイザーのCV INの規格と、SQ-1のCV OUTの設定が合致していないと正しい音程で演奏することができません。SQ-1では、CV RANGE設定が1V、2V、5Vの時にV/Oct規格、8Vの時にHz/V規格に対応します。上記「Q. MS-20Mと接続して使用する方法を教えて下さい。」の 2) や、「Q. MS-20 miniと接続して使用する方法を教えて下さい。」の 2) を参考に、SQ-1のCV RANGE設定を変更して下さい。
なお、CVのそれぞれの規格を採用した主な機種は以下の通りです。
・Hz/Vの機種:KORG MS-20シリーズ(※)、YAMAHA CSシリーズなど
・V/Octの機種:ARP ODYSSEY、MOOG Minimoogなど
※ MS-20Mのみ、V/Octに対応したVCO1+2 CV IN(V/Oct)端子も備えています。
A. V/Oct規格では1ボルトが1オクターブとなりますが、Hz/V規格では1オクターブ上がると電圧が倍になります。そのため、
・1V~2V:1オクターブ目
・2V~4V:2オクターブ目
・4V~8V:3オクターブ目
となり、3オクターブを表現するためには8Vの電圧が必要ということになります。
A. グローバル・パラメーター設定モードでは、16個のステップ・ボタンを使って、チャンネルAのMIDIチャンネル(1〜16)を設定することができますが、チャンネルBのMIDIチャンネルは、常にチャンネルAに設定されたMIDIチャンネル+1として設定されます。例えば、チャンネルAのMIDIチャンネルが1の場合、チャンネルBのMIDIチャンネルは2です。また、チャンネルAのMIDIチャンネルが16の場合は、チャンネルBのMIDIチャンネルは1になります。
A. アナログのCV電圧ではリニアに変化させることが可能ですが、MIDI制御での音程は半音単位となります。そのため、CV BEHAVIORをLINEARに設定してもMIDI OUTではCHROMA設定と同様の動作になります。もしアナログ・シンセサイザーをMIDIで接続してご使用でしたら、CVで接続してみて下さい。
A. アナログのCV電圧では2つの音程の間を連続的につなぐことができますが、MIDI制御での音程は半音単位となります。そのため、MIDI OUTではSLIDEパラメーターは反映されません。もしアナログ・シンセサイザーをMIDIで接続してご使用でしたら、CVで接続をしてみて下さい。
A. 下記の通りです。
・CV A RANGE:1V
・CV B RANGE:1V
・CV A BEHAVIOR:LINEAR
・CV B BEHAVIOR:LINEAR
・MIDIチャンネル:1(チャンネルBのMIDIチャンネルは2)
・ステップ分解能:8分音符/SYNC x2
・GATE OUT極性:+(正論理)
・SYNC IN/OUT極性:+(立ち上がり)
・オート・パワー・オフ:有効
A. SQ-1はシーケンサーのステップ分解能を変更することができます。SYNCで接続した機器とステップ分解能が合致していないと、シーケンサーの同期演奏は上手くいきません。グローバル・パラメーター設定モードで、SEQUENCER MODEセレクターの位置を調整して下記のようにステップ分解能を設定して下さい。
- "WW" ALTERNATE
- 4分音符
- SYNC x2
- "Z" ORDER
- 8分音符
- SYNC x2
- "<=>" PARALLEL TURN
- 16分音符
- SYNC x2
- "=>" PARALLEL ORDER
- 4分音符
- SYNC x1
- "=>" CV DUTY
- 8分音符
- SYNC x1
- "=>" CV SLIDE
- 16分音符
- SYNC x1
- CV/DUTY | RANDOM
- 無効
- 無効
- RANDOM
- 無効
- 無効
※ SYNC x2 = 1 sync clockで2step進む/SYNC x1 = 1 sync clockで1step進む |
Tips
シーケンサーのそれぞれのステップの音程を調整するときに、シーケンサーを動作させながらの調整は大変手間がかかります。そんなとき、STEP JUMP機能が役に立ちます。この機能はシーケンサーが停止中でも動作しますので、音程の調整をしたいステップのボタンを押すと、押している間そのステップの音程が鳴り続けます(GATEが開き、そのステップに設定されている音程のCV電圧を出力する)。このSTEP JUMPの状態で、調整したいステップのボタンを押しながらツマミを回せば、手早く任意のステップの音程の調整を行うことができます。
MIDI OUT(USB-MIDIを含む)やSYNC OUTを使って、MIDI機器やvolca、electribeなどをSQ-1に同期させることができます。SYNC OUTでは、monotribe、volca、electribeなどをテンポ同期させることができます。MIDI OUTに外部のMIDI機器を接続すれば、テンポ同期に加えシーケンサーのスタート/ストップもコントロールすることができます。
SQ-1を外部の機器と同期させるには、USB-MIDI接続とSYNC IN接続の2種類の方法があります。USB-MIDI接続では、シーケンサーのスタート/ストップやテンポの同期が可能になります。SYNC IN接続では、テンポの同期のみ可能になります。USB-MIDIとSYNC INが両方接続されている場合、同期クロックはSYNC INが優先されます。ただ、SYNC IN信号はテンポ同期用のみのクロックであり、シーケンサーのスタート/ストップ機能は無いため、SYNC IN同期中でも本体やUSB-MIDIでのスタート/ストップ操作は有効です。
SQ-1は、USB MIDIからノート・メッセージを受信すると、それに相当したCV、GATEを出力するため、SQ-1をMIDI-CVコンバーターとして使用することができます。ただし、シーケンサーの動作中など、SQ-1本体がCVを出力する動作を行っている最中はそちらが優先され、MIDI-CV変換は行いません。