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2025.09.10

TESTSET「multi/poly」インタビュー

Photo By Daiki Miura
7月に恵比寿リキッドルームでワンマンライブを行ったTESTSET。
このライブからmulti/polyをセットに導入したため、砂原良徳さんにお話を伺いました。

 
──今回multi/polyの導入に至ったキッカケはなんですか?
 
砂原:ボーカルのLEO今井が弾くシンセサイザーをよりスタイリッシュなモデルにチェンジしたいと思っていて、フル鍵盤で3オクターブのコンパクトなモデルがちょうど良いと感じ導入しました。
アナログモデリングですが、モデリングとは思えないほど音が太く存在感があるのが良いですね。機能が豊富で操作はやや難しい部分もありますが、音質は本当に素晴らしいです。
重さや安定性などを考慮すると、メリットは非常に大きいと思います。
 
実際、リハーサルで導入した際には、楽曲の雰囲気が変わったと他のメンバーからも高い評価を得ました。
 
 

Photo By Daiki Miura

──multi/polyはもっと高価格帯の商品と同じような内部構成になっているので、それがこのパワフルなサウンドに繋がっているのかもしれませんね。
そういえば、先日のワンマンで特に印象的だったのはシンセベースの重低音だったのですが、どんなセッティングだったのでしょうか?
 
砂原:シンベはソフトシンセで、楽曲によってオシレーターが剥き出しのサウンドとフィルターを閉じめにしたサウンドを使い分けています。KORG CollectionのmicroKORGも使っていますよ。
 
──今後のTESTSETの活動についてお知らせください
 
砂原:10月には新しいアルバムをリリースし、単独ライブも開催する予定です。
持ち曲が増えたので、今後はさらにライブの機会を増やしていきたいですね。
 

TESTSET
(砂原良徳×LEO今井×白根賢一×永井聖一)

2021年夏、高橋幸宏率いるバンドMETAFIVEのメンバーであった砂原良徳とLEO今井が、特別編成としてGREAT3の白根賢一(Dr)と相対性理論の永井聖一(Gr)を迎え、FUJI ROCK FESTIVAL ‘21に4人で出演したことから誕生し、2022年より、グループ名を新たにTESTSET(テストセット)と冠してライブ活動を開始。これまでアルバムを1枚、配信EP2枚をリリースしている。
 
唯一無二と称されるマシンビートとロックサウンドの融合を基盤にした音楽性と、無機質でありながらもエネルギッシュでスタイリッシュなサウンドが特徴。ライブに関しては、結成後3年間でFUJI ROCK FESTIVAL、SONICMANIA、朝霧JAMをはじめ、国外では中国の2本のフェスなど多数の大型フェスやイベントに出演。
 
ステージ上の4人がレコーディング音源を新たに構築し、自由に深化させ体現する圧倒的な音像と、ステージ背面のLEDやプロジェクターによって映し出される映像演出で更なる没入感を生み出すライブパフォーマンスは、多くのロック、エレクトロミュージック、クラブミュージックファンを魅了する。