2024.07.25
ゴダイゴ「Grandstage X、NAUTILUS」インタビュー
2024年6月29日、30日の2日間に渡って東京・日本橋浜町にある明治座にて行われたゴダイゴ・コンサート。そのリハーサルにお邪魔してきました。
ミッキー吉野さん、サポート・キーボーディストの竹越かずゆきさんは、お二人ともコルグのキーボードをメインにセッティングしてくださっており、今回は新製品のステージ・ピアノ、Grandstage X の初お披露目の機会ともなったこともあって、その印象についてお話を伺いました。
──Grandstage X の印象はいかがですか?
ミッキー吉野: 今回からはじめての導入になりましたが、ステージ映えするしすごくフィーリングが良いですよ。
──ピアノはどのような音色を使われたのでしょうか?
ミッキー吉野: アコピの音はバリエーションのために3種類選びました。新規に搭載されたトップの音がソロにも使えるようなリッチなサウンドだったのでその音と、よりシャープなものも使いました。あとパッドをレイヤーした音色ですね。
Grandstage X にはタッチのフィールを変えられる
「KEY TOUCH」というスライダーがついているんですがそれでかなり音色やフィールが変わるんです。なのでそれを使って自分好みの深みのある音色に変化させているんですよ。
他にもエフェクトでルーム感を強調したり、EQをかけたり、レイヤーものではバランスを調整してエディットしたものをセットリストに登録して使っています。パネルでエディットできてそのまま登録できるので便利ですね。あとエレピはピュアなものとフェイザーをかけたものなどをチョイスしました。
──NAUTILUS ではどのような音を弾いていますか?
ミッキー吉野: 弦楽四重奏のようなストリングス音やシンセ・リードの音、フルート・アンサンブルのような音などをプリセットして使い分けています。こういう音色は以前からNAUTILUS に仕込んでいる資産があるんです。ライトタッチ鍵盤なのでシンセでのプレイには向いていますしね。
──竹越さんはどのような音色を弾かれているのでしょうか?
竹越: 僕もGrandstage X ではパネル上でエディットしていろいろ音色を用意しました。「KEY TOUCH」や「EQ」で音色調整をしましたし、レイヤー音色のバランス、さらにはトランスポーズまで音色ごとにメモリーできるので、その場の感覚で必要な設定にも対応できると思います。
NAUTILUS はミッキーさんとのアンサンブルの中で必要とされるあらゆる音色を使用しています。ベル系、シンセリード、キレの良いブラス、重厚なストリングスなどもう様々ですね。
──ミッキーさん、竹越さん、ありがとうございました。
ミッキーさんのインスタグラムでGrandstage X について呟いてくださっています。
https://www.instagram.com/mickieyoshino/p/C8wtW3ApQje/?img_index=1