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2020.07.09

八木沼悟志(fripSide)「KROME EX fripSide Satoshi Yaginuma Special Edition」インタビュー

コルグとfripSide 八木沼悟志によるコラボレーション・モデルの情報を公開!


コルグはアーティスト・コラボ・モデルとして、これまでvolcaシリーズのvolca sample OKGO edition(2015年)、iELECTRIBE Gorillaz edition(2011年)、KORG iKaossilator Unicorn for iPhone(2012年)などをリリースしてきました。

そして2020年、音楽ユニットfripSideの八木沼悟志とコルグによるコラボレーション・モデル「KROME EX Satoshi Yaginuma Special Edition」が新たに登場することになりました。ユニットの作曲、編曲のみならずプロデュースも務める八木沼氏に、このモデルの魅力について緊急インタビューを行いました。

fripSide

八木沼悟志 / Satoshi Yaginuma
作詞・作曲・編曲・プロデュース及びシンセサイザーを担当

南條愛乃 / Yoshino Nanjo
作詞・ボーカルを担当

アニメソングを数多く手がけている八木沼悟志によるプロデュースユニット。2009年に南條愛乃が加入し、代表作にTVアニメ「とある科学の超電磁砲」主題歌等がある。2013年にシングル「sister’s noise」で初のオリコンウィークリーチャート1位を記録、国内外の大型フェスでのヘッドライナーや各種アリーナでの単独公演を成功させている。シンセサイザーを駆使したデジタル感溢れる音楽性を追求している。

| ステージで見栄えが良く、そしてfripSideのイメージカラーでもある。

 

──本体カラーへのこだわりは?


八木沼 :今回のこのコラボモデルのために、何でこの色を選んだかというと、ステージ上で見栄えが良いんじゃないかと、素材がアルミでできているんですけど、光の加減で色んな表情を見せてくれる。そして僕たちfripSideのイメージカラーということ。

あまりこれまでのシンセサイザーにも無い色ということで、オススメの色だと思います。

 

八木沼悟志とKROME EX firpSide Satoshi Yaginuma Special Edition



──コラボするモデルとしてKROME EXを選んだ理由は?


八木沼 :シンセサイザーという楽器は、なかなか皆さんには敷居が高いですよね。僕はいつもKRONOSというコルグのフラグシップのシンセサイザーを使っているんですが、フラグシップなのでさすがにお手軽ではないんです。なので、今回選ぶにあたって「シンセサイザーに興味ある」「これからやってみよう」という初心者の方にまず手にとって頂きやすいモデル、それでいてすごく実力を秘めた素晴らしいシンセサイザーということで、このモデルををオススメしたいと思いました。

KROME EXの音色はライブで使ったときに非常に音が立つものが揃っていて、ステージで弾いてもパキッとした音が鳴りますし、ボディも軽く作られているので、スタジオでのリハーサルやライブ本番などで、バンドマンの方が持ち運ぶ際にも便利になっています。

 

| 僕がライブで使用している音色も入っています。

 

──このSpecial Editionの特別なところは?


八木沼 :今回このKROME EXに特別な、僕がライブで使用している音色とか、曲も何曲か入る予定になっているんですけど、その曲で使用している音色とか皆さんが弾いたら僕と同じ音が出るという風になっていますので、ぜひお楽しみにして頂けたらと思います。

 



──シンセのサウンドでこだわっている部分は?


八木沼 :僕はコルグの生み出すサウンドが本当に大好きなんです。ライブでは生演奏のドラム、ギターがいる中でシンセサイザー、キーボードとして負けない音の粒を出さないと、どうしてもキーボードは奥に引っ込みがちになってしまいます。そこで、ステージで弾いた時にパキッと芯のある音、僕はこれがシンセサイザーに一番必要じゃないかと考えています。太い音、パキッとした音がガーンと出るっていうのが、良いシンセのサウンドだと。

コルグのサウンドはライブだけでなく、音源を制作する際にもあとでEQだとかコンプレッションだとかをいじらなくてもそのまま使えたりするので、とても気に入っています。

 

| これからシンセサイザーを始めようと思っている人にぜひ触れて欲しい。

 

──今後どのような形でこのSpecial Editionをステージに組み込むお考えですか?


八木沼 :ステージ上にこのKROME EXを何台か並べて、交互に使おうかななんて思っています。表示もわかりやすくて、音色のエディットも直感的にできるので、ライブ中に音色をエディットするような遊び...っていうと本当は仕事なんですけど(笑、そういう楽しみ方もできるかなと。あとアルペジエータも強力なものが入っていたり、リアルタイムコントロールを駆使して、お客さんを驚かせたいなと思っています。楽しみです。

 



──どんな人に使って欲しいモデルでしょうか?


八木沼 :これからシンセサイザーを始めてみようかなとか、興味あるかなという人にもぜひ触れて欲しいですし、いつも僕の活動を応援してくれているファンの皆さんとかにも「八木沼さんが弾いてる音と同じ音が入っているんだよ」っていう。

昨今あまりそういうシンセサイザーもありませんので、これを機会に興味を持って頂けたらと思っています。


 




KROME EX fripSide Satoshi Yaginuma Special Editionは2020年7月11日に発売予定です。今後の展開をお楽しみに。

八木沼悟志(fripSide)インタビュー・ダイジェスト映像