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2015.06.26

KEN ISHII「KORG iM1 for iPad」〜名機の復活と進化

「M1を相当いじり倒していた僕がその当時
『こういうことができれば良いなぁ』と思っていた機能が、
このiM1にはまさに加わっている」



日本を代表するDJ/テクノアーティスト、KEN ISHII。彼はそのキャリア初期において、コルグM1をフル活用して自身のアルバムを完成させ、大ヒットさせたことはあまりに有名だ。そして2015年、彼が当時愛用したM1は、iPad用アプリ「KORG iM1 for iPad」として完全復刻された。そこで、M1を誰よりも知る彼にiM1を体験して頂き、そのインプレッションを伺った。

KORG iM1 for iPad - Impression by KEN ISHII

KEN ISHII

アーティスト、DJ、プロデューサー、リミキサーとして幅広く活動し、1年の半分近い時間をヨーロッパ、アジア、北/南アメリカ、オセアニア等、海外でのDJで過ごす。'93年、ベルギーのテクノレーベル「R&S」からデビュー。イギリス音楽誌「NME」のテクノチャートでNo.1を獲得、その名を世界に知らしめる。'95年、アルバム「Jelly Tones」(R&S/SONY)をリリースし、大ヒットを記録。'96年には「Jelly Tones」 からのシングル 「Extra」のビデオクリップ(映画「AKIRA」の作画監督/森本晃司監督作品)が、イギリスの “MTV DANCE VIDEO OF THE YEAR” を受賞。世界に通用する音作りができる日本人のパイオニア的存在として、ワールドワイドで高い評価を得る。'98年、長野オリンピック・オフィシャル・オープニングテーマのインターナショナル版を作曲し、世界70カ国以上でオンエア。2000年アメリカのニュース週刊誌「Newsweek」で表紙を飾る。’04年、スペイン・イビサ島で開催のダンス・ミュージック界最高峰“DJ AWARDS”でBEST TECHNO DJを受賞し、名実共に世界一を獲得。'05年には「愛・地球博」で政府が主催する瀬戸日本館の音楽を担当。2010年には東京都現代美術館で行われた「サイバーアーツジャパン」に出展した3Dインスタレーション作品への参加や、ミッドタウンの館内BGMのミックスを2年間担当するなど、楽曲制作、DJに加え様々な活動を展開。昨年、それらのインターナショナルな活動に、世界的通信社「ロイター」が注目し報道配信。全世界の新聞、雑誌などで10億人が目にすることとなった。そして新たに立ち上げたプロジェクト「Ken Ishii presents Metropolitan Harmonic Formulas」で菊地成孔、Emi Meyer、Jazztronik、Alex from Tokyo、Masaki Sakamotoとコラボレーション、Mr. Fingers「Can You Feel It」、Soft House Company「A Little Piano…」をカバーし、他のアーティストや異ジャンルの音楽ともクロスオーバーするエレクトロニック・ミュージックを作り上げた。2013年は世界デビュー20周年を迎え、4月にドイツのトップ・レーベルSystematic Recordingsの主宰者マーク・ロンボイと共に初のコラボレーション・アルバム「Taiyo -2CD-」をリリース。また、9月には作品発表としては17年振りになる別名義Flareでアルバム「Dots」をリリース。何にもとらわれない自由なテクノを奏でている。昨年は20周年時に撮影したドキュメンタリー「Ken Ishii On The Move」をYouTubeで配信。また海外、国内問わず様々なレーベルから作品を発表した。今年もDJ、作品発表と世界をフィールドに精力的に活動していく。

kenishii http://kenishii.com/
Ken Ishii - 70Drums https://soundcloud.com/ken-ishii-70drums

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