2014.01.28
弓木 英梨乃「mezzo-forte Carbon fiber violin」インタビュー Powered by CINRA.NET

夢はポール・マッカートニーのギタリスト
弓木さんの演奏を支えるスタジオ環境
麻布十番にある「studio Walk」は、弓木さんの所属事務所Virgo Musicが所有し、レンタルスタジオとしても使用できるレコーディングルーム。Pro Toolsなど基本的なレコーディング機材は揃っているため、弓木さんはソロで活動していた頃から、ここに自分の機材を持ち込み、リハーサルや楽曲制作、レコーディングをおこなっていました。KIRINJI加入後も個人練習など、朝から晩まで時間を気にせず使わせてもらえるので重宝しているそうです。

mezzo-forte「Carbon fiber violin」
2歳半から10年ほどバイオリンを習っていた弓木さん。その後スポーツやギターに没頭するようになってから、10年くらい弾いていなかったのですが、KIRINJI加入後、メンバーからの要望によりライブで弾くことに。そこで、今後のライブ活動を見据えて、楽器メーカーのコルグのサポートを受けて使い始めたのが、このカーボン素材のバイオリンでした。
弓木:初めて目にしたとき、まずこのルックスにビックリしました。「こんな柄のバイオリン見たことない!」って(笑)。カーボン素材っていうのも新鮮だし、木製のバイオリンよりもメンテナンスが楽なところも嬉しい。実際に弾いてみたら、すごくよく「鳴る」のでまたビックリです。家で弾いていても、まるでホールで弾いているような響きが出ている感じなんですよ。私の場合はライブで使うので、ピックアップを付けることになると思うんですけど、絶対に良い音がするんだろうなって今から楽しみです。
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VOX「MARK III」
続いては、今は亡きThe Rolling Stonesのオリジナルメンバー、ブライアン・ジョーンズが弾いていたような、ティアドロップ型のビザールギターの復刻モデル。弓木さんは、この1960年代っぽいルックスにとても惹かれたそうです。
弓木:私は手が小さいので、ショートスケールのギターを色々試してきたんですけど、ピッチが安定していなかったり、なかなか納得いくギターが見つからなかったんです。だけど、このギターは作りがすごくしっかりしていて「これは使える!」って思ったのは初めてかもしれません。サウンド的にはストラトキャスターっぽい乾いた音色ですね。あとはやっぱり見た目。お米みたいで可愛いなって(笑)。ライブとかで、「わあ、あの子、あんな可愛いギターを持ってる!」って言われたいのでバッチリです。
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VOX「TB35C2」
弓木さんがKIRINJIのライブでいつも愛用しているのが、このアンプ。アメリカでアンプデザイナーとして常に高い評価を受け続け、絶大な人気を誇っているトニー・ブルーノと、イギリスを代表するギター / アンプブランドであるVOX社のコラボレーションによって誕生した本機は、ブリティッシュサウンドとアメリカンサウンド両方のオイシイ部分をブレンドしたサウンドが特徴です。
弓木:サポートギタリストとして活動を始めてからは「ロックなギター」を求められることが多く、Marshallのアンプをよく使っていたんですけど、KIRINJIでは久しぶりにVOXのアンプで鳴らせるのは嬉しいです。ブリティッシュで紳士的な音の中にも、アメリカンで荒々しい歪みも感じられたり、幅広い音作りができるところも気に入っています。それと、KIRINJIではクリーントーンの中で音作りをすることが多いんです。このアンプはクリーントーンでも、とてもキレイな音が出てくれるところも重宝しています。
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