0123456789
list icon
list icon

Features

Artists

2015.09.17

Hack n Roll | new musical instruments created by OK GO and RCA, based on KORG products

OK GO + RCA + KORG = Hack n Roll

Hack n Rollは、楽器メーカーのコルグ、革命的なバンドOK GO、そしてロンドンの名門デザイン系大学Royal College of Artのデザインプロダクツ部門に属するプラットフォーム21の生徒と講師によるコラボレーションプロジェクトです。

背景:
音楽は伝統的に、行動と物質がリンクして生まれます。ステージでミュージシャンが楽器を演奏するという行為は、元来、エンターテインメント性の溢れるものでした。しかしシンセサイザーをはじめとした電子楽器が誕生したことにより、便利かつ新たな表現が可能になった反面、1〜2個のボタンを押すだけ、といったパフォーマンスも徐々に増え、それは時に、ステージを観ることで得られるエンターテインメント性が低下していることを意味していました。しかしその一方、ミュージシャンのキャリアにおいて、ライブパフォーマンスの重要性はますます高まっており、現に、アルバムのセールスがミュージシャンの収入の大部分を占めていた時代から、ライブでの収益を基盤とするような状況へと移り変わっています。だからこそミュージシャンはステージにおいて、アナログとデジタルから生成されるサウンドとエフェクトでいかに印象的かつ複雑なショウを魅せられるかを追い求めています。彼らがミュージックビデオの中で自然とそれをやっているように。

概要:
「デザイナーとしての知識やコンピューターのスキルを活用し、視覚的にアピールできるエンターテインメント性を備えた、音を生成するツールを創り出して下さい。そのツールは、驚きや楽しさ、興奮、新たな体験などを観客に提供し、ミュージシャンへの助けとなるでしょう。電子楽器を用いたパフォーマンスを、さらに見るべき価値のあるものにするにはどうすればいいか、考えてみて下さい。」

課題は、既存のツールによって課される伝統的な制約から自由になれる、全く新たな楽器(または演奏空間)を創り出すこと。またその楽器は、OK GOのニューアルバムに含まれている楽曲『Another Set of Issues』を、彼ら自身が演奏する際に活用できるものであることが条件です。完成したツールは、楽器とパフォーマーの間に位置するインターフェイスとして機能し、そしてそれは観客に素晴らしい体験を与えることでしょう。

OK GO

ダミアン・クーラッシュ(リードボーカル、ギター)、ティム・ノードウィンド(ベース、ボーカル)、ダン・コノップカ(ドラム、パーカッション)、そしてアンディ・ロス(ギター、キーボード、ボーカル。元メンバーのアンディー・ダンカンに変わって2005年に加入)によるシカゴ出身のバンド。彼らは計算され尽くしたユニークなミュージックビデオで広く知られている。

1998年にオリジナルメンバーで結成され、ダンカンの脱退までに2枚のスタジオアルバムをリリース。『Here It Goes Again』のビデオは2007年度のグラミー賞(Best Music Video)を受賞している。


OK Go | The Official Website of OK Go >

Team OK | VISUAL AMPLIFICATION

用いた素材:
MS-20 mini and more


BASSLINE LOOP (右)
MS-20 miniの回路をハックし、楽曲のベースラインとなる4音のみを繰り返し発音し続けるよう配線し直しています。… [続きを読む]

CHORUS CONTORT (左)
バンドメンバーの顔と体が拡大され、MS-20 miniが演奏する楽曲『Another Set of Issues』のコーラス部分が歪みます。… [続きを読む]

Team G | FLOATING KEYBORDS

用いた素材:
microKEY-37 and more


FLOATING KEYBOARDS(浮遊するキーボード)は、一つの長いキーボードを構成する、8つのモジュラーキーボードのセットです。その名が示す通り、それぞれのキーボードは音楽に合わせて高さが変化し、歌詞に従って振り付けします。… [続きを読む]

Team O | CONTEMPORARY BUSKING

用いた素材:
volca keys, volca bass, volca beats, monotron, WAVEDRUM Mini and more


CONTEMPORARY BUSKING(バスキング=ロンドン地下鉄構内での音楽演奏)は、たった一人でも様々なサウンドを鳴らしたり、ユニークな音楽を創り出せるようにデザインされています。コルグのシンセサイザーを5つ備え、さらにパーカッションとしてWAVEDRUMを前面に配しています。… [続きを読む]

Team O | INFLATABLES

用いた素材:
volca beats, MS-20 mini and more


INFLATABLES(=空気で膨らますもの)は、ライブパフォーマンスに焦点を当てて制作されました。色々な方法で袋を膨らませることによって、様々な効果が時間差で発生し、非常に多層的なライブパフォーマンスが創り出されます。また、巨大に膨らんだ袋の中で演奏者が楽器を演奏することで、予想もできない現象をあえて誘発するという、人間同士の相互作用が高いレベルで起こることを狙っています。… [続きを読む]