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2015.07.01

桃井 はるこ「RK-100S」〜歌姫のサウンドを一層きらびやかに

「色々な想像をかきたててくれる、魅力的な存在」
RK-100S
KORGから新しいキーターがリリースされるらしい」というニュースを知った時から、RK-100Sは気になってしょうがない存在でした。21.1世紀をちょっと過ぎたところ、音楽の世界にも子供の頃に夢見たような未来的なデバイスがどんどん登場してほしいと思うのです。

 わたしはホワイト(WH)を愛用しております。木製のボディに純白の塗装は深みがあって、触れてるとひやっとする冷たさがたまらないです。適度な重厚感があるので、かわいいながらも楽器としての威厳があるんですね。独特なフォルムは重さが分散されるようで、なで肩のわたしでも長時間持っていても痛くありません。わたしが使っているキーターの中でも小さい部類なのですが、音源が内蔵されているというのがありがたいですし、鍵盤も普通より少し幅が狭く軽いタッチで、このサイズながら37鍵あるのでとっても弾きやすいです。

 実はUNDER17時代やソロになってからもレコーディングではmicro KORGにかなりお世話になりました。今もmicroKORG BKを所有しているのですが、RK-100Sに触れてみて、ボコーダー機能があることや、プリセットの音色にも親しみが湧き入り込みやすかったです。後で知ったのですがmicroKORG XL+と共通点があるんですね。どの音もきらびやかな個性を纏っていますし、プリセット音源は200も入っています。8bitっぽい音色や、SEが多く入っているのも楽しいです。

 それから、アルペジオのBPMをタップで調節できるのがとっても気に入りました。バンドの演奏に合わせたい時にもしなやかに対応できます。

 自分の部屋で色々触っているうちにイメージが湧いて、昨年末のワンマンライブの1曲目はRK-100Sで、アルバム『Sunday Early Morning』より『Good Morning!』の弾き語りから始めてみましたよ。

 ちょっと話が逸れちゃいますが、今、自分が曲作りしている中でファンキーなシンセベースがブームなので、いつもはキーターでソロやコードを弾きますが、ベースにも挑戦してみたいと思いました。リボンコントローラーを使いこなせばピッチベンドも感覚的にできますね。

 もし、RK-100Sに弟が誕生するとしたら……今はライブの時はギター用のワイヤレス化するユニットをつけているのですが、それも内蔵してほしいなあ。BlueToothにも対応する、なんてどうでしょうか。音色などの設定もワイヤレスでできるようになったらもっとスゴイですね。

 というように、RK-100Sは、色々な想像をかきたててくれる、魅力的な存在です。
桃井 はるこ (モモイ ハルコ)

愛称はモモーイ。元祖アキバ系女王と呼ばれるシンガー・ソングライター。キャッチーな楽曲とパワフルなライブに定評があり、作詞・作曲の提供も多数。声優としても数々のアニメに出演、海外のファンも多い。

桃井はるこ公式サイト 
http://rg-music.com/momoi/

製品情報

RK-100S

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