プログラム全体に関する設定と、ティンバーの発音に関する設定を行います。
1つ(Single)または2つ(Dual)のティンバーを使うかを決定します。
その他、単音/和音、ユニゾンなど、発音に関する設定を行います。
1. Timbre Mode (Timb Mode) [Single, Dual]
プログラムのティンバーの扱いを設定します。
Single: 1つのティンバーだけを使用します。
Dual: 2つのティンバーを使用します。鍵盤を弾くと、2つのティンバーが同時に発音します。2つのティンバーをそれぞれエディットできます。
最大同時発音数は8ボイス(8音)です。デュアル時はティンバー1と2で4 ボイスずつになります。
2. Poly / Mono [Poly, Mono Legato, Mono Retrigger]
ティンバーの発音のしかたを設定します。
モノフォニックに設定した場合、1回目に発音させた鍵盤を押したまま、次の鍵盤を押して発音させるとき、EGやLFOをリトリガーするかどうかも設定します。
Poly: ポリフォニックで発音し、和音の演奏が可能です。最大発音数は8ボイスです。
Note: 設定条件によって異なります。
Mono Legato: モノフォニックで発音します。ティンバーは同時に1音しか発音しません。EGとLFOは最初に弾いた音に対してのみリセットされます。レガート演奏するときに使用します。
Mono Retrigger: モノフォニックで発音します。ティンバーは同時に1音しか発音しません。鍵盤を押して発音させるごとに、EGやLFOをリトリガーします。
3. Unison Number (Unison) [Off, 2 Voice...8 Voice]
1ノートにつき発音するボイス数を設定します。Offの場合はユニゾン発音せず、“Unison Detune”と“Unison Spread”は適用されません。最大で8音までユニゾンさせることができます。
Note: “Timbre Mode”がSingleの場合には最大値が8、Dualの場合には4となります。
4. Unison Detune (U.Detune) [0...127] (CC#33)
ユニゾンで発音させたときに、同時に発音する音をデチューン(ピッチをずらす)させます。
“Unison Number”で設定したボイス数と、ここで設定したデチューン量に応じて同時に発音する音が均等に割り振られ発音します。
5. Unison Spread (U.Spread) [0...127] (CC#34)
ユニゾンで発音させたときに、同時に発音する音のパンポット(定位)を広げます。
オシレーターのピッチ(音の高さ)を設定します。目的の音の高さになるように“Transpose”や“Fine Tune”を設定します。ここでの設定は各オシレーターで共用です。その他、ポルタメント・タイムや、PITCHホイールによるピッチの変化量を設定します。
1. Portamento Time (PortaTime) [0...127] (CC#5)
ポルタメント効果の速さを設定します。ポルタメントとは、ある音程から次の音程の異なる音になめらかに移行する効果のことです。
0にすると、ポルタメント効果はかかりません。値を大きくすると、音程の移行時間が長くなります。
2. Portamento Mode (PortaMode) [Fingered, Always] (CC#65)
鍵盤を押したときのポルタメント効果のかかり方を設定します。
Fingered: 鍵盤を離す前に次の音程の鍵盤を押したときのみ、ポルタメント効果がかかります。
Always : 鍵盤の状態に関わらず、常に前の音程からポルタメント効果がかかります。
3. Transpose [-24...0...24] (CC#35)
オシレーターが発音する音のピッチを半音(100cent)単位で設定します。設定できる範囲は、上下 2オクターブです。
4. Fine Tune [-50...0...+50 Cent] (CC#36)
オシレーターが発音する音のピッチをセント単位で設定します。設定できる範囲は- 50~+ 50centです。
5. Pitch Bend Range (PB Range) [ -24...0...24]
ピッチ・ベンドを操作したときのピッチの変化量を半音単位で設定します。
パフォーマンス・エディットでコントロールするEDIT CONTROLSの5つのノブにパラメーターを割り当てます。
Tip: パフォーマンス・エディットは、FUNCTION 5ボタンを押したホーム・ページを選んでいるときに、EDIT CONTROLSの5つのノブを操作して音色等を変化させるものです。
1. Knob 1 [NoAssign, TIMBRE1 Unison Detune, ..., Loop Rec Stutter Offset]
2. Knob 2 [NoAssign, TIMBRE1 Unison Detune, ..., Loop Rec Stutter Offset]
3. Knob 3 [NoAssign, TIMBRE1 Unison Detune, ..., Loop Rec Stutter Offset]
4. Knob 4 [NoAssign, TIMBRE1 Unison Detune, ..., Loop Rec Stutter Offset]
5. Knob 5 [NoAssign, TIMBRE1 Unison Detune, ..., Loop Rec Stutter Offset]
EDIT CONTROLSの各ノブでコントロールするパラメーターを割り当てます。
設定できるパラメーターの一覧は「Performance Edit List」をご覧ください。